日本の英語教育のココが変わる!その②
こんにちは!けんたです
今回も引き続き
学習指導要領の改訂に伴い
英語がどう変わるか?
前回の第1回は
小学校についてでした
第2回は「中学校編」です
中学校では、英語の教科そのものの
の扱いは大きく変わりません
しかし
英語の授業で重要視されるポイント
が少し変わります
それは
アクティブ・ラーニング
という手法の導入です
「アクティブ・ラーニング
ってなんですか?」
アクティブ・ラーニングは
別名
「主体的で対話的な
深い学び」
とも呼ばれ、
子どもたち同士が
いろいろな活動を通じて
学び合えるようにするため
の学習法です。
では
「なぜアクティブラーニング
が導入されたのか?」
あなたが
今まで受けて来た
授業の多くは
こんな感じだったのでは
ないでしょうか?
先生が延々と教科書に
書いてあることを話し
教科書の音読をさせられ
授業中は私語が許されないので
口を動かすことも
できません。
そうすると
あなたは段々と眠くなり
目がウトウトします
でも、
寝たら寝たで先生に怒られます
結局、
しゃべらずに
黙って先生の話を聞く
という云わば
「教師→生徒」の
一方通行スタイルです。
アクティブ・ラーニングでは
この従来のスタイルを否定し
「子どもたちが授業の主役となり
自分の言葉で自分の考えを
みんなと話し合いながら
表現していく」
という
「教師↔生徒」の
全体交流スタイルへと
転換させるのです。
つまり
「得た知識を使って
自分で説明する」
という、
今までには
なかったような能力を
中学生に身に付けさせるため
アクティブラーニングが
導入されたのです。
その能力を
あなたのお子さんに
身につけるために
あなたは
なにができるのか?
それは
「自分の意見を発言する
習慣をつけておく」
に他なりません。
「なぜ、自分の意見を話す
習慣をつけないといけないの?」
アクティブ・ラーニングの実践で
大切なのは
「英語そのものの上達」
というよりも
「自分の力で
自分の意見を出す」
という
自主性、主体性の育成
なのです。
もし
「自分の意見もないまま
授業を受ける」
となると
英語の知識は
身につくかもしれませんが
最も肝心の
自主性、主体性が
不十分なまま社会人に
なってしまいます
そういった
自主性、主体性のない
会社員のことを、あなたは
なんと呼びますか?
そうです
「指示待ち人間」
「言われないと
動けないヤツ」
です。
そこから発展して
「これだからゆとりは…」
などと、
根も葉もない侮辱を
浴びせられることに
なるでしょう。
こういった事態に
なってしまわないためにも
アクティブラーニングを通じて
自主性や主体性を
中学校の段階から
高めておく必要があります。
「それらの力をつけるために
なにをすればいいの?」
日本語でも構いませんから
「○○についてどう思うか」
「あなたなら○○になったら
どうするか、なぜそう思うか」
を日頃から言えるように
各家庭で練習しておくと良いでしょう。
具体的には
「北朝鮮は今後
どういう政治をするのか」
といったような「時事系」
でも良いですが、
時事系だとある程度
ニュースの予習が必要になるので
「あなたが好きな食べ物と、
それが好きな理由を具体的に」
といったような
「好き嫌い系」が
親しみのあるトピックですし
自分の考えを言葉にしやすいので
よりオススメです
今回の改訂で
英語そのものの能力だけではなく
あなたのお子さんの
学ぶ姿勢そのものを
変えようとしています
その変化に
あなたのお子さんが
取り残されてしまわないように
しっかり日常的に
練習させておきましょう。
次回は、高校編です
高校も、特に大学入試において
あなたの時代とは全然違う環境が
やってきます。
それについて詳しく説明
したいと思っています。
それではまた次回お会いしましょう!!